音声ブラウザへの対応
A voice browser
このサイトでは、音声ブラウザを利用するユーザー全体への配慮をできる限り行っているほか、ホームページリーダー3.01固有の問題にも対応しています。
音声ブラウザの特性とその対応
このサイトでは、音声ブラウザの特性を以下のように把握し、対応しています。
- 一覧性が低く、ページ内を移動しにくい
- 音声はリニアなメディアで、大変一覧性が低いという特性があります。ページ内のテキスト情報を読みあげるソフトウエアを利用してホームページを利用する場合、音声というメディアの特性から、一度にページ内の全体を見渡して、必要な部分をすぐに見つけるようなことが難しくなってしまいます。このため私たちは、以下のような対策をとることで、問題を緩和しています。
- ページの先頭部分に、ページ内の主要部分へのリンクを集めたナビゲーション部分を設置する。
- ページ内の主要部分が終了するたびに、ページの先頭に戻るリンクを配置する。
- ページ内での現在位置を把握しにくい
- 音声はリニアなメディアで、大変一覧性が低いという特性があります。このため、現在読み上げている部分がページ内のどこに位置するのかが大変わかりにくくなってしまうという問題があります。私たちは、以下のような対策をとることで、この問題を緩和しています。
- ページ内の情報のブロックごとにラベルを付け、現在読み上げている場所を把握しやすいように配慮する。
- ラベルは段落を意味するタグでマークアップし、どんな読み上げブラウザでも読み上げられるようにする。
ホームページリーダーへの対応
ホームページリーダーのバージョン3.01(2005年2月現在の最新バージョン)や、それ以前のバージョンでは、InternetExplorerのスクリーンのレンダリング結果を読みあげる処理を行っています。このため、Media Typeの指定で"aural"を指定しても、その結果は読み上げに反映されず、"screen"の結果に従って読み上げられます。この問題に対して、私たちは次のような方法で対処しています。
- "display: none;"と指定した部分が読み上げられない問題
- ホームページリーダーは、"display: none;"を指定した部分を読み上げません。このため、音声ブラウザ用のナビゲーション部分をIEなどのブラウザで非表示にする際には、"display:
none;"以外の方法を使用して非表示部分を指定しています。